藤澤 克己 氏

自殺対策に取り組む僧侶の会代表
安楽寺住職

 2005年9月に開催された第1回「世界自殺予防デー」緊急フォーラム(NPO法人ライフリンク主催)の案内を見た藤澤克己氏は、IT企業の事業部長のポストにあって、活動への参加を思い立ちました。まず、自殺対策の現場を知らなければ……と複数のNPO活動に従事し、自殺したいほど辛いという人の気持ちに寄り添う電話相談活動や、自殺対策基本法成立のための署名活動、啓発のためのシンポジウムや研修会の企画・運営等に携わりました。
 それらを基に東京・芝の安楽寺副住職(現住職)に就いてからは、諸宗派の僧侶と「自殺対策に取り組む僧侶の会」を立ち上げました。最大の使命は「一人ひとりが生き生きと暮らすために、安心して悩むことのできる社会づくり」として、手紙相談「自死の問い・お坊さんとの往復書簡」を行い、自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間」、自死遺族の分かち合い「いのちの集い」を開催してきました。現在は、浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗、浄土宗、臨済宗、真言宗、天台宗、時宗の8宗派、40数人の僧侶が加入しています。
 13年連続3万人以上の自殺(自死)者を出す日本にあって、僧として“死”だけでなく“生”(“いのち”)の問題に向き合う藤澤師から「自殺をしないですむ」社会づくりの取り組みについて聴きたいと思います。

藤澤克己(ふじさわ・かつみ)氏の略歴
1961年神奈川県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、IT企業で約20年のサラリーマン生活を経て、自殺対策活動に取り組むなかでNPO活動に従事。2007年5月、「安心して悩むことのできる社会の実現」を標榜し、自殺対策に取り組む僧侶の会を創設し、代表就任。ほかに浄土真宗本願寺派東京教区自死問題専門委員、安楽寺住職を現任。著書に『いのちの問答』(幻冬舎)、共著に『自殺者三万人を救え! “命”みんなで守る社会戦略』(NHK出版)がある。













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