竹内 昌彦 氏

元岡山県立岡山盲学校教頭

敗戦後、日本への引き揚げ船で誕生間もなく肺炎の高熱に襲われ5年後、右目に重大な病気の爪痕が露呈し同級生のいじめが始まったものの、わずかの光をたよりに消火器の泡、砂場の砂などでいじめに立ち向かったひとりの少年がいました。

 竹内昌彦氏は小2で失明すると、盲学校へ転校し中1のとき初めて「オール5」を取りました。そのとき担任から「あなたのオール5は偽物。困っている友だちに親切に教えてあげられたらあなたのオール5は本物」と言われ発憤しました。

 その後、昭和39年東京パラリンピックで金メダルを獲得、東京教育大学へ進学、盲学校教師への道を歩みました。しかし、結婚への親の反対、長男の障碍など苦難との闘いの連続でもありました。

 竹内氏の波瀾万丈の物語を通して、つらいときの粘りやしのぎ方、師弟愛、家族愛、勉強・スポーツの意味などについて学びたいと思います。


  • 講師の略歴
  • 竹内 昌彦(たけうち まさひこ)
  • 1945年、父親の赴任先中国天津で生まれる。小2のとき網膜剥離により失明。岡山県立岡山盲学校小学部3年編入。高等部専攻科卒業。按摩マッサージ指圧師、鍼灸師の免許取得。東京教育大学盲学校教員養成課程卒業後、岡山県立岡山盲学校教諭となる。同校高等部教頭として退職後、同校講師、社会福祉法人岡山県視覚障害者協会理事、社会福祉法人岡山ライトハウス理事を現任。モンゴルの視覚障害者のための職業訓練学校開校に尽力。著書に『あの日、あの時』『大草原に蒔いた種』等がある。

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